スカイコムは2017年8月2日、Web API(REST API)を介してPDFファイルの作成/編集や変換ができるAPIサーバーソフト「SkyPDF WebAPI」を発表、同日販売を開始した。PDFファイルを取り扱うアプリケーションを短期間で開発できるようになる。Windows Server 2012以降で動作する。
PDFに対する各種操作を、Web APIを介して外部から利用できるようにするAPIサーバーソフトである。APIを組み込むだけでPDFの操作が可能になるため、PDFファイルを取り扱うアプリケーションを短期間で開発できる。
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主な機能として、POST(PDFファイルをPOSTしてリソースURIを作成)、PUT(PDF情報の編集)、GET(PDFファイルのダウンロードやPDF情報の取得)、DELETE(削除)などができる。
PDF変換サーバーソフトの「SkyPDF Web Server」とSOAPで連携することも可能である。これにより、SkyPDF WebAPIのREST APIを窓口として、Office文書などのファイルをPDF形式に変換できる。
提供するAPIの一覧は以下の通り。
PDF文書登録 | ページ数取得 | フォームデータ更新 |
元文書登録変換有 ※1 | ページサイズ取得 | フォームデザイン確定 |
元文書登録変換無 | セキュリティ情報取得 | フォームデザイン追加 |
URL変換 ※1 | PDF/A変換 | フォームデザイン編集 |
リソース削除 | 文字列追加 | フォームデータを取得 |
ファイル添付 | ページ番号挿入 | フォームデザイン取得 |
ヘッダ、フッタ追加 | ページ削除 | フォームデザイン削除 |
PDF結合 | ページ回転 | 手書き情報登録 |
透かし追加 | PDF分割(抽出) | 手書き情報取得 |
セキュリティ設定変更 | 画像取得 | 手書き文字認識 |
PDF取得 | 矩形情報取得 | テキスト取得 |
価格(税別)は、開発ライセンスが200万円。運用時に必要な運用ライセンスは、APIを組み込んだ業務アプリケーションのエンドユーザー数に応じて変わる。最も単価が高くなる1~500ユーザー時は、1ユーザーあたり2万円または月額500円。最も単価が安くなる1万1ユーザー以上では、1ユーザーあたり5500円または月額156円。