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NTTデータ、スマホ決済サービスの実証実験を2017年9月4日から開始

2017年8月28日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータは2017年8月28日、スマートフォンアプリと銀行口座を連動させたスマホ決済サービスの実証実験を9月4日から開始すると発表した。都内大型商業施設の一部店舗と、西日本シティ銀行および福井銀行の行員食堂などにて実験する。

 NTTデータは2018年度上期から、スマホアプリと銀行口座を連動させたスマホ決済サービスを提供する予定である。同サービスの利用者は、現金やカードを持ち歩かなくても、スマートフォンさえあれば決済できる。決済時に、登録口座から即座に引き落とされる。

図1●実証実験の概要と利用イメージ(出所:NTTデータ)図1:実証実験の概要と利用イメージ(出典:NTTデータ)
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 この9月から、サービス展開の可能性と運用検証を目的に、実証実験を開始する。具体的には、大型商業施設内の一部店舗において、あらかじめ口座情報を登録した「スマホ決済アプリ」を用いて決済を実施し、実行性を検証する。

 実証実験ではまた、パスワードなどの入力に代わって自身の生体情報(顔、声紋、指紋など)を利用できるFIDO技術の採用に向けて、商用化に向けた有効性を検証する。

 利用できる銀行口座は、みずほ銀行、三井住友銀行、および地方銀行10行(秋田銀行、岩手銀行、足利銀行、千葉興業銀行、北越銀行、福井銀行、京都銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、愛知銀行)の計12行。

 なお、西日本シティ銀行では、行員を対象に、8月1日から行員食堂にて同行口座を利用したスマホ決済実証実験を先行実施している。9月からは福井銀行においても同様の実証実験を行う予定である。

 将来的には、CAFIS Arch端末への機能搭載など、加盟店の既存決済端末やネットワークインフラをそのまま活用できるようにする。これにより、加盟店や金融機関から見た導入のしやすさを追求する。

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