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業務拡張で複雑化する採用オペレーションを一元管理し戦略的採用を実現―アダストリア

2017年8月30日(水)杉田 悟(IT Leaders編集部)

労働人口が右肩下がりのなか、優秀な人材を獲得するために投資を惜しまない企業が増えている。成長企業の中には、企業の業績に比べて知名度に劣るため、採用に苦労している企業が多いときく。アパレル大手のアダストリアも、1950年代の創業ながら2000年代に入って東証一部上場、海外進出と急成長のさなかにある企業だ。同社は優秀な人材を獲得するため、転職サイトでお馴染みのビズリーチが提供する採用管理システムを導入、戦略的な採用活動に取り組んでいる。

GLOBAL WORKをはじめとする複数のファッションブランドを運営している(写真提供:アダストリア)

 アダストリアは、「GLOBAL WORK」「niko and ...」「LOWRYS FARM」など複数の有名ファッションブランドを運営する大手アパレル企業。1953年に茨城県水戸市でスーツなど紳士服の小売店として創業、メンズカジュアルでチェーン展開を図り、レディースカジュアルの「ローリーズファーム」でストアブランドを確立、2000年に株式を店頭登録、2004年には東証一部情報を果たしている。

 取扱い商品はアパレルだけでなく、シューズやバッグなどのファッション雑貨、文具、家具などの生活雑貨まで広げてきた。グローバル展開も2003年に台湾に出店したのを皮切りに、2008年に香港、2010年に中国、2014年に韓国と着実に拡大させてきた。現在の売上高は2000年前の約20倍という、一部上場ながら急成長の真っ只中にある企業だ。

 同社ではビジネスが多岐に渡り、海外展開も行うなかで、求められる技能の異なる複数の職種の人材を採用するようになり、日程調整など選考のオペレーションが煩雑になっていた。加えてビジネスの拡大とともに、より戦略的な採用活動が求められるようになり、採用活動の効率化と可視化をITシステムにより実現する必要があった。

 そこで導入したのが、転職サイトとして知られ、近年は人事・採用関連のシステム開発事業にも注力しているというビズリーチの「HRMOS採用管理」だった。

HRMOS採用管理の分析画面(画像提供:ビズリーチ)
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 HRMOS採用管理は、求人の作成から応募者の管理、応募者とのコミュニケーション、採用の進捗管理など、採用に関する機能を一通り備えており、これらを一元管理できる。HRMOSに蓄積された採用関連のデータをもとに、精度の高い判断ができるよう可視化・分析する機能も搭載されている。

 アダストリアではHRMOSの導入により、複雑化した採用活動に関する情報を一元管理し、採用業務の効率化に取り組む考えだ。レポート機能を活用することで、求人媒体や紹介会社経由など採用経路ごとの採用数を分析、その結果に基づきPDCAサイクルを回すことで、より良い採用手法を模索していきたいとしている。

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