NTTデータは2017年8月31日、全世界のデジタル3D地図「高精細3D都市データ」の販売を開始した。米国の民間衛星会社DigitalGlobeとの共同開発で、建物などのポリゴンデータ化を実現した。
これまでNTTデータは、DigitalGlobalが複数の衛星から撮影した写真を元に作成した、世界最高レベルの解像度を誇る衛星画像を活用して、最高で0.5m解像度まで精度を高めたデジタル3D地図「AW3D全世界デジタル3D地図」を提供してきた。
今回、NTTデータが持つ高精度3D地図作成技術やAIを活用した画像解析技術、クラウド上で展開するスケーラブルな計算能力を組み合わせ、建物・人工建造物や森林・樹木などの植生情報を3Dポリゴンデータとして再現した。
地図上の建造物などを写真ではなく、ポリゴンデータとして再現したことで、実質解像度の上限がなくなるほか、例えば既存の建物を取り除く、架空の建物を設置する、建物を別の形状のものに交換するなど、3D地図を自由にカスタマイズできるようになった。
デジタル3D地図は膨大なデータからなるため、広範囲の地図を対象とするためには大量のサーバーリソースが必要となっていた。今回、AWS上に構築したDigitalGlobeの「Geospatial Big Data Platform」を活用することで、大量データの処理が可能となり、全世界の地図を対象としたサービスが可能となった。
まずは、日本および米国の地図データを整備、テレコムや交通、通信、IoT、都市計画、防災、資源、環境などの分野向けに提供していく方針だ。価格は、1平方キロメートルあたり1万円からで、国、都市によって異なる。
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