セブン‐イレブン・ジャパンは2017年9月14日、10月から第7次新型POS(販売時点情報管理)レジスターを全国のセブン‐イレブン1万9851店(8月末現在)へ順次導入すると発表した。新型POSレジスターでは、お客向けに視認性を高めたほか、店員向けに操作性を高めた。
セブン‐イレブン・ジャパンの新型POSレジスターでは、顧客向けに視認性を高めた。画面サイズを従来の12インチから15インチに拡大したほか、文字フォントを約2割拡大した。さらに、会計時間を短縮する機能として、nanacoカードの決済速度を約3割アップさせたほか、レシートの印字速度を上げた。
写真1:第7次POSレジスターの外観。POS接続型マルチ決済端末(組込型)を組み込んでいる(出典:セブン‐イレブン・ジャパン)拡大画像表示
訪日外国人に向けて、他言語対応や免税対応もできるようにした。さらに、訪日外国人を想定した複数の決済サービスを利用できるようにした。国際ブランド(磁気、接触IC、非接触IC)による決済のほか、国内電子マネー、Apple Pay、銀聯(ぎんれん)(磁気、接触IC)などが利用できる。
店員向けに操作性も高めた。例えば、キーの配置を簡易に変更できるようにした。マニュアルレスで使えるように、現行の操作方法を踏襲しつつも、イラストを使ったガイダンスを増やした。これにより、誰にでも分かりやすい操作が可能としている。
セキュリティにも注力した。国際基準PCI PTSのセキュリティ要件であるSREDに対応したPOS接続型マルチ決済端末を組み込んでいる。カード会員情報を読み取った直後にデータを暗号化して転送するなど、情報漏洩のリスクを極小化し、安全性を高めている。
なお、PCI PTSとは、PCI SSC(国際カードブランド5社が共同で設立した有限責任会社)が定めるPIN(暗証番号)を入力する装置に関するセキュリティ基準のこと。SREDは、カード会員情報を読み取った直後にそのデータを暗号化して安全に転送するなどのセキュリティ要件である。
今回のPOSレジスターは、セブン‐イレブン・ジャパンが企画したものである。東芝テックのPOS端末に、パナソニックの「POS接続型マルチ決済端末(組込型)」を組み込んでいる。
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