アイ・ティ・アール(ITR)は2018年1月5日、国内におけるクラウド型のEDI(電子データ交換)サービスの市場規模の推移と予測を発表した。2016年度の売上金額は118億4000万円で前年度比12.0%増となった。市場を構成するほぼ全てのベンダーが売上げを伸ばし、特に上位ベンダーで高い伸びが見られた。同市場のCAGR(2016~2021年度)は9.8%を予測している。
アイ・ティ・アール(ITR)によると、EDIサービスは現状、比較的低価格に導入できることから、製造業および流通業を中心に、大企業から中小企業まで幅広い層で導入が進んでいる。また、PSTNマイグレーション(2024年中を期限とした公衆交換電話網のIP移行)や全銀TCP/IPの仕様確定を機に、2024年にかけてオンプレミスからクラウドに移行するユーザーの増加が見込まれるという。
図1:EDIサービス市場規模推移および予測(出典:アイ・ティ・アール)拡大画像表示
ITRでは、EDIサービスが伸びる背景として、企業単独でのビジネス推進は不可能であり、多くの企業がグローバル規模で他の企業とのパートナーシップを強化している、と説明。B2BのためのITインフラの再構築を望む国内企業が多数存在し、PSTNマイグレーションを契機に自社EDIインフラを見直すとした。この際に、EDIのクラウドサービスを最優先に検討する企業が多数を占めるという。
今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:システム連携/統合ミドルウェア市場2017」に基づく。同レポートは、BPM、BRMS(ビジネスルール管理システム)、EAI、ESB、API管理、CEP、EDIエンジン、EDIサービスの各市場の国内全29ベンダーへの調査から、2015~2016年度売上実績および2021年度までの売上予測を掲載している。
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