アイティフォーは2018年2月1日、SMS(ショートメッセージサービス)送信システム「e-SMS(イー・エスエムエス)」の新版を発表、同日販売を開始した。新版では、SMSを送信するだけでなく、SMSを受信して相互にメッセージをやりとりできるようにした。価格(税別)は、一式250万円から
e-SMSは、企業が顧客の携帯電話やスマートフォンに対して、SMSを用いてメッセージ送信を一括して行えるシステムである。個々の顧客に個別のSMSを送信できるほか、複数の顧客に共通のメッセージを一括送信できる。SMSの特徴は、電話番号さえ分かっていればメッセージを送信できることや、到達率と開封率が高いことである。
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e-SMSはシステム製品であり、オンプレミス環境に構築したSMSサーバーおよびSMSゲートウェイを介してSMSを送信する仕組み。操作はWebブラウザを介して行う。オンプレミスのシステムであるため、SMSの送信だけでなく、返信を受けることも機能的に可能である。
今回の新版では、メッセージ受信機能を搭載した。受信メッセージ一覧画面を介して、受信メッセージをいつでも確認できるようにした。これにより、一方的なメッセージ送信だけでなく、顧客からの返信に対して細かく対応できるようになった。
SMSの誤送信を未然に防止する機能として、送信メッセージの承認機能も追加した。担当者がSMS送信を実行した際に、すぐに配信を行わず、上長など管理者が内容を確認してから本番送信できる機能である。。文面の誤植や電話番号の間違い、送るタイミングの誤りなどをチェックできる。
送信データを他のシステムで活用するための、CSV(カンマ区切り形式)出力機能も追加した。