NTTデータは2018年4月10日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)および米DataRobotと協業し、企業におけるさまざまなビジネスの課題解決にAI(人工知能)を活用していくためのサービスを2018年4月から提供すると発表した。
図1●NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、米DataRobotの3社が協業し、AIを活用するためのフルスタックサービスを提供する(出所:NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、米DataRobot)拡大画像表示
AIでビジネス上の課題を解決するためのデータ分析システムを、クラウド、AI分析エンジン、AIシステム開発用フレームワーク、SIサービスと、フルスタックで提供する。狙いは、さまざまな業務領域に機械学習を適用することである。企業におけるデータ分析業務の自動化を実現する、としている。
スタックの構成要素は以下の通り。クラウド基盤として、NTT Comのクラウドサービス「Enterprise Cloud」を使う。この上で、機械学習を用いた予測モデルの作成を自動化するAIエンジンソフト「DataRobot」(米DataRobotが開発)と、NTTデータのAIシステム開発コンポーネント「AICYCLE」を組み合わせて提供する。
AIエンジンとして利用するDataRobotの特徴は、誰でも簡単にデータを分析できることである。教師あり学習を自動化できる。分析用のデータを用意し、「何を予測するか」を指定するだけで、予測モデルを自動的に生成できる。1000~2000種類のアルゴリズムを搭載しており、分析するデータに合わせて30~40個のアルゴリズムを自動で選び、それぞれの手法を使ってモデルを作成する。
AICYCLEは、AIを用いて予測を行うシステムを開発するためのソフトウェア開発コンポーネントである。製造業における製造設備の故障検知などの予測システムを、短期間・低コストで開発できるとしている。特徴は、予測モデルを自動で更新することで、予測精度(予測モデルの品質)を維持することである。予実データや各種のビジネス関連データを基に、予測モデルを評価して更新する仕組み。
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