韓国TmaxSoft日本法人の日本ティーマックスソフトは2018年4月17日、Oracle Database互換をうたうRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)ソフト「Tibero RDBMS」のユーザー事例の1つとして、語学教育のNOVAホールディングスの事例を発表した。教室の予約システムから基幹システムにいたる自社システムをIBM Cloud上の仮想化環境に移行し、稼働中という。
学習塾や英語教室を運営するNOVAホールディングス(本社:東京都品川区)は、情報システムをクラウドへと移行することを検討する中で、クラウド化によってOracle Databaseの維持費用が高くなってしまうことを懸念していた。
そこで、Oracle Database互換をうたう日本ティーマックスソフトの「Tibero RDBMS」をIBM Cloud上で検証し、結果として採用した。データベースの移行期間は1カ月。この他のアプリケーションの移行作業や検証を含めて、総開発期間4カ月でIBM Cloudへの移行が完了したという。
なお、Tibero RDBMSは、韓国TmaxSoftが開発したRDBMSである。既存のアプリケーション資産をプログラムを変更することなくOracle DatabaseからTibero RDBMSに移行できるとしている。PL/SQLで記述したストアドプロシージャも動作するほか、Oracle Real Application Clusters(RAC)と同等の機能も持つ。最大の特徴は、Oracle Databaseと比べて、導入コストや運用保守費用が安いことである。