ジェムアルトと日本セーフネットは2018年4月17日、ソフトウェアのライセンス(利用権)を管理/制御する仕組みを提供する製品群「Sentinel」を構成する新製品として、ソフトウェアを自動で更新する仕組みを提供する「Sentinel Up」を発表した。2018年7月に出荷する予定である。価格は個別見積もり。
「Sentinel」は、ソフトウェアのライセンスを管理/制御する仕組みを提供する製品群である。現在は2015年3月に米SafeNetを買収したオランダGemaltoが開発・提供する。
代表製品の1つ「Sentinel License Development Kit」(Sentinel LDK)では、開発して販売するソフトウェアに専用のライブラリを組み込んでおくことで、ライセンス管理サーバーでライセンスを管理・制御できるようになる。
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今回新たに追加したSentinel Upは、配布したソフトウェア製品のアップデート(更新)を通知したり、自動的に更新したりできるようにする製品である。更新するソフトウェア側では、専用のライブラリを組み込んでおくか、または専用のエージェントソフトを動作させることで同機能を利用できる。
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Sentinel Upを使わない場合、これまではソフトウェアを利用しているエンドユーザーみずから更新プログラムをダウンロードして手動でアップデートする必要があった。
Sentinel Upを使うと、自動で更新できるようになった。更新プログラムを素早く適用できるようになるため、ユーザー体験も向上するとしている。
「(ソフトウェアのライセンス管理などによる)ソフトウェアの収益化が重要」とSentinel製品群の意義をアピールするのは、オランダのGemaltoでソフトウェアマネタイゼーション事業本部マーケティング担当バイスプレジデントを務めるジャム・カーン(Jamshed Khan)氏。
「ハードウェアを売る時代からソフトウェア、さらにサービスの時代になった。サブスクリプションモデルや、ユーザーの利用状況や動作状況を収集して活用する事業モデルも普通になった」(カーン氏)