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IIJグローバル、工場などの設備のリモート保守サービスを提供

2018年4月19日(木)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブの100%子会社で法人向けWANサービス事業などを展開するIIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)は2018年4月18日、海外や地方拠点の工場など、遠隔地にある設備をリモートでメンテナンスし、業務効率・生産性の向上を可能にする「Global Remote Maintenance Service(GRMS)」の提供を2018年5月1日に開始すると発表した。参考価格は、初期料金が9万6000円から、月額料金が2万5000円から。

 「Global Remote Maintenance Service(GRMS)」は、デンマークSecomeaが提供するサービスアダプターを活用したサービスである。産業設備などに接続することで、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」を経由したリモートアクセスによる、遠隔での保守作業を可能にする。海外や地方拠点の工場など、遠隔地にある設備を集中監視しリモート保守を可能にすることにより、コスト・運用負荷の軽減を支援する。

 海外や地方拠点の工場など、専任技術者が不在となる現場においても遠隔での設備保守が可能になるため、オンサイト保守のコストが削減できるとともに、本社側で設備の運用状況など一元管理ができ、業務の効率化を図れる。

 現地に設置するサービスアダプターのほか、接続回線・クラウドサービスなど包括的に調達、構築が可能だ。運用・保守・ヘルプデスクまで一貫して提供・サポートするため、運用負荷を軽減できる。提供可能国は36カ国で、ヘルプデスクは24時間365日対応する。

 リモートアクセスは、TLS 1.2(AES 256ビット)に準拠しており、第三者機関による安全性認証を取得するなど、強固なセキュリティを確保している。現地にVPN接続や専用線などは不要で、ファイアウォールなどの既存ネットワークに変更を加える必要もなく、サービスアダプターを設置することで安全にリモート保守が可能になるため、容易に導入できる。サービスアダプターには、Wi-Fi、LANやUSBポートのほか、RS-232C(シリアルポート)など、接続用インターフェースが複数あり、古い設備などにも対応が可能だ。

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