バーチャレクス・コンサルティングとアシストは2018年5月30日、RPA分野で協業すると発表した。バーチャレクスが販売するRPAソフト「UiPath(ユーアイパス)」(米UiPath製)と、アシストが提供するRPA関連のパッケージソフト「AEDAN(えいだん)」を組み合わせ、2社が共同でユーザーの業務を自動化する製品・サービスを推進する。
バーチャレクスとアシストの両社のRPA関連ソフトを組み合わせる。これにより、業務の自動化をこれまで以上に高度化できるとしている。2社は、2社の製品を組み合わせた製品・サービスを展開するとともに、共同セミナーの開催など、マーケティング活動でも協力する。
バーチャレクスが販売するUiPathは、RPAソフトである。複数のアプリケーションを連携して操作する作業や、表示した画面の内容を確認して入力する作業といった、事務的な定型業務を自動化できる。特徴は、適用できるシステムの制約が少ない点などである。
バーチャレクスでは、UiPathのライセンス提供だけでなく、RPA導入の前提となる業務整理や適用範囲の検討支援、初期導入から、RPAを利用した業務改善施策の立案・実行、継続的な改善プロセスの内製化・定着化まで、RPA関連業務全体の支援を行っている。
一方、アシストが提供するAEDANは、RPAソフト「ROBOWARE」(イーセクター製)、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフト「Progress Corticon」(米Progress Software製)、データ連携ソフト「DataSpider Servista」(アプレッソ製)の3製品をパッケージ化したソフトである。
AEDANを使うと、高度な業務判断を含んだ定型業務を、人の介在なしに自動化できる。例えば、定型作業をRPAソフトのROBOWAREで自動化し、データの集約と加工にデータ連携ソフトのDataSpider Servistaを活用し、作業前後の知的判断をBRMSソフトのProgress Corticonに行わせる、といった使い方ができる。