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[新製品・サービス]

TIS、チャットボットを介して業務システムを使うための基盤ソフト「ConcieLink」

2018年6月25日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2018年6月25日、チャットボットを介して業務システムを利用できるようにする基盤ソフト「ConcieLink」(コンシェリンク)を発表、同日提供を開始した。業務システムのAPIをチャットボットから利用する形になる。提供形態として、クラウドサービスと、オンプレミスに導入するソフトウェア製品の2種類を用意した。

 TISの「ConcieLink」は、チャットボットを介して業務システムを利用できるようにする基盤ソフトである。業務システムやクラウドサービスのAPIを、チャットボットから利用する形で連携する。各種申請システムに情報を入力する使い方や、Office365/googleカレンダーと連携して社員のスケジュールを検索・予約する使い方などに利用できる。

図1●ConcieLinkの概要(出所:TIS)図1●ConcieLinkの概要(出所:TIS)
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 本サービスを導入することで、社員は、これまでシステムの操作に費やしてきた業務時間を削減できる。一方、情報システム担当者は、 ユーザーインタフェースを開発する必要がないため、業務システムのモバイル化を推進できる。接続先のAPIの知識と簡単なJava言語の知識があれば、 最短で1カ月程度でConcieLinkを導入できるとしている。

 様々な業務を、対話を起点に実行できるポータル基盤を提供する。対話コマンドをノンプログラミングで構築できる管理機能を提供する。チャットボットの対話では、1つの文書指示で必要な情報(日付や人名など)を読み取り、不足している箇所を聞き返す高度な対話が可能としている。

 提供形態は、クラウド型とオンプレミス型(サブスクリプション型)の2つ。

 クラウド型は、ConcieLinkへの接続環境を用意するだけで利用できる。最大リクエスト数および保存データ量に応じた7つの料金体系で提供する。初期費用がかからずに利用できる。最低利用期間は3カ月。

 クラウド型の価格(税別)は、エントリープラン「small.1」(最大リスエスト数1万、保存データ量1Gバイト)が月額5万円など。これとは別に、3カ月間無料の「Freeプラン」も用意した。

 サブスクリプション型は、ユーザー企業のオンプレミス環境などに導入する形態である。クラウド型と同様に、1カ月当たりのリクエスト数に応じて、4つの料金体系で年額制で提供する。クラウド型とは異なり、初期導入費用がかかる。導入支援サービスやオンサイト講習などのオプションも用意した。

 サブスクリプション型の価格は、初期費用(導入費用)が30万円。年額費用は、エントリープラン「middle.1」(最大リスエスト数10万)で年額120万円など。

ConcieLinkのメニュー
提供形態 プラン名 最大リクエスト数 保存データ量 価格(税別)
クラウドモデル Free 1000 0.1GB 無料(最大3カ月)
small.1 1万 1GB 月額5万円
small.2 5万 5GB 月額8万円
middle.1 10万 30GB 月額12万円
middle.2 20万 100GB 月額20万円
large.1 50万 300GB 月額30万円
large.2 100万 500GB 月額50万円
サブスクリプションモデル 導入費用 30万円
middle.1 10万   年額120万円
middle.2 20万   年額180万円
large.1 50万   年額300万円
large.2 100万   年額480万円
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