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日興通信、NECのSDNをシステム開発用ネットワークに導入、開発環境を迅速に構築

2018年7月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日興通信は2018年7月2日、自社のシステム開発用ネットワーク基盤に、NECのSDN製品群「UNIVERGE PFシリーズ」を採用すると発表した。2018年9月から運用する。

 日興通信は、NECのSDN製品群「UNIVERGE PFシリーズ」を導入する。SDNスイッチの設定を、SDNコントローラから一元的に変更できる。ネットワーク全体をソフトウェアで一元管理し、仮想ネットワーク(VTN)を迅速に構築できる。

 取り組みの背景について同社は、システム開発用のネットワーク環境を迅速に構築したいという需要の高まりと、セキュリティ対策強化や障害対策といった信頼性・可用性の向上を目指していたことを挙げる。

 今回導入するSDN環境によって、システム開発環境を構築するリードタイムを40%削減できるとしている。さらに、仮想ネットワーク(VTN)を用途ごとに構築することで、それぞれの用途に必要なセキュリティレベルを担保する。

 セキュリティ面では、SDN製品群と他社製セキュリティ製品を連携させたNECのパッケージ「サイバー攻撃自動防御ソリューション」も導入する。レンドマイクロのセキュリティ製品が標的型攻撃を検知し、NECのSDN製品の設定を動的に変更する。これにより、攻撃の被害を封じ込める。

 サイバー攻撃自動防御ソリューションでは、ネットワークパケットをキャプチャして標的型攻撃を検出するアプライアンス「Deep Discovery Inspector(DDI)」と、DDIなどのセキュリティ製品が検知したイベントをトリガーにSDN製品と連携してネットワークを動的に制御するソフト「Trend Micro Policy Manager(TMPM)」を使う。

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