インテックとアグレックスは2018年7月9日、ディープラーニングによって手書き文字も認識できるようにしたOCR(光学文字認識)技術を共同で開発したと発表した。インテックは、OCRとRPA(ロボットによる業務自動化)を連携させた事業を予定する。アグレックスは、データ入力サービスなどのサービス展開を目指す。
2社は今回、ディープラーニングを活用して手書き文字も認識できるようにしたOCR技術を開発した。2017年6月に共同研究を始め、2018年4月にプロトタイプを開発し、アグレックス社内でテスト運用を始めている。
図1●インテックとアグレックスが共同開発した、ディープラーニングによって手書き文字も認識できるようにしたOCR技術(出所:インテック、アグレックス)
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学習データには、アグレックスがこれまでに蓄積してきたデータ入力の経験とノウハウを取り入れたとしている。これにより、これまで認識精度が上がらなかった手書きカタカナ文字やクセのある文字、つながって書いてある文字なども認識できるようになったとしている。