スーパーストリーム(旧エス・エス・ジェイ)は2018年7月10日、経理・人事部門のルーチン業務を自動化するためのRPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「SuperStream-NX オフィスロボット(経理・人事)」を発表した。2018年7月31日から販売する。経理・人事給与業務の基本的な業務についてはあらかじめロボット化してあり、Excelファイルのパラメータを調整するだけで利用できる。
SuperStream-NX オフィスロボット(経理・人事)は、経理・人事給与業務に特化したRPAソフトである。経理・人事部門の定型業務をテンプレート化している。経理業務向けのロボットの例として、仕分け入力(Excel転記)、外部データの取り込み、請求書出力、などがある。人事向けのロボットの例として、勤怠入力(Excel転記)、月次給与計算、雇用契約書作成、などがある。
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テンプレートを利用できるため、ユーザーはロボットを1から開発する(業務処理をスクリプトなどで記述する)必要がない。ロボットを正しく動作させるための基礎データはExcelファイルの形で定義されている。帳票データの格納場所などの軽微なパラメータの修正だけで、経理・人事給与業務を自動化できる。
RPAの操作対象となる経理・人事給与ソフトとして、「SuperStream-NX 統合会計」、「SuperStream-NX 固定資産」、「SuperStream-NX 人事管理」、「SuperStream-NX 給与管理」のいずれかを導入していることが前提となる。なお、RPAエンジンには「WinActor」(NTTアドバンステクノロジ製)の実行版を採用している。
価格(税別)は、RPAソフト本体「オフィスロボットRPAエンジン」が1クライアントあたり年額24万8000円。経理業務用のロボット一式「オフィスロボット 経理スキル」が年額120万円、人事給与用のロボット一式「オフィスロボット 人事給与スキル」が年額120万円、経理と人事給与のセット「オフィスロボット 経理・人事給与セット」が年額180万円。販売目標は、2020年までに50社。