アドバンスト・メディアは2018年7月10日、音声認識によって議事録の作成を半自動化するソフト「Pro VoXT(プロボクスト)」を発表した。2018年7月11日から提供する。人の手による議事録作成と比較して50%から70%時間を短縮できるとしている。
Pro VoXTは、音声認識によって議事録の作成を半自動化するソフトである。音声ファイルや動画ファイルをPro VoXTサーバーへアップロードすることによって、自動で音声を文字化できる。外部システムから文字おこし機能を利用するためのAPIも提供する。
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音声認識結果の文字と音声が連動している。誤認識した箇所は、専用ソフトを使って簡単に校正できる。キーボード操作だけで音声の再生と文字の編集が行えるため、編集作業時間を最小限にとどめられるとしている。専用ソフトはオプションとなり、1ライセンスあたり月額5000円(税別)で利用できる。
今後は、音声認識精度を高めるためのマイク製品を提供する。2018年秋には、マイク性能が高いiOS端末用の音声録音アプリケーションを提供する。2018年冬には、マイク設備のない会議室に持ち込める高性能マイク「AmiVoice Frontシリーズ」を提供する。
Pro VoXTの提供形態として、オンプレミス環境やパブリッククラウドなどの任意の環境にインストールして利用できるソフトウェア版のほかに、アドバンスト・メディアのデータセンターで動作させるSaaS型のクラウドサービスを用意した。ソフトウェア版の価格(税別)は、買取型ライセンスが300万円から、月額制ライセンスが月額8万円から。SaaS版の価格は、月額12万円から。