丸紅情報システムズ(MSYS)は2018年7月13日、画像認識AIを搭載したOCR(光学文字認識)ソフトとRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトを組み合わせて連携機能を追加したソフトウェアパッケージ「MAI-OCR Powered by WinActor」を発表、同日提供を開始した。価格(税別)は、250万円。
MAI-OCR Powered by WinActorは、OCRソフトとRPAソフトを連携させて、帳票の読み取りから基幹システムへのデータ入力までを自動化するソフトウェアパッケージである。OCRソフトにはグローリーが提供するOCRエンジン、RPAソフトにはNTTアドバンステクノロジの「WinActor」を使う。パッケージ化に合わせ、これらを簡単に連携させるためのライブラリも開発した。
OCR機能の特徴は、AIを用いた画像認識のアルゴリズムによって、非定型の帳票からデータを読み取ることである。あらかじめフォーマットを登録して覚え込ませることなく、任意の帳票を読み取って、項目ごとの活字データを収集できるとしている。学習済みのアルゴリズムを搭載しており、全企業に共通で、汎用的に利用できる。
OCRとRPAのパッケージ化にあたり、これらを簡単に連携させるためのライブラリも開発し、パッケージに含めた。これにより、個別の業務ごとに処置フローを設計・設定することなく、設定画面に初期設定を入力するだけで運用を開始できる、としている。
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