ジェーシービー(JCB)と弥生は2018年7月17日、JCBの会員向けWebサイト「MyJCB」と弥生の会計ソフトを同日付けでAPI連携させると発表した。JCB法人カードなどの明細情報をAPIを介して弥生の会計ソフトに取り込める。MyJCBのID/パスワードを弥生の会計ソフトに登録しなくてもデータを取得できるようになった。
弥生の会計ソフトにJCBのカード明細情報を取り込むためのAPIを、JCBの会員サイトであるMyJCB側に用意した。弥生の会計ソフトは、このAPIを介してMyJCBに接続し、カード明細情報を取り込む。MyJCBのログインIDとパスワードは、その都度ユーザーがMyJCBの画面に入力して認証を受ける。
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従来、弥生の会計ソフトにMyJCBのカード明細情報を取り込むためには、弥生の会計ソフトにMyJCBのログインIDとパスワードを記憶させておき、ユーザーに成り代わってMyJCBにログインさせ、ログイン後のWebページを読み取って必要な情報を取得する必要があった。セキュリティ上の課題があるほか、Webページの画面構成が変わった際に、会計ソフト側の修正が必要になる。
MyJCBとAPI連携できる弥生の会計ソフトは5つある。クラウドサービスは、「弥生会計 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」の3つである。スタンドアロンで動作するデスクトップソフトは「弥生会計 18」と「やよいの青色申告 18」の2つである。