[市場動向]
シスコ日本法人の新社長に、アジア地域CTOなどを務めたデイブ・ウェスト氏が就任へ
2018年7月17日(火)IT Leaders編集部
シスコシステムズ日本法人は2018年7月13日、同月30日付けで、デイヴ・ウェスト氏が代表執行役員 社長に就任すると発表した。現社長の鈴木みゆき氏は、日本を含めたアジア、オセアニア、中国の事業を統括するアジアパシフィック、ジャパン アンド グレーターチャイナの責任者(プレジデント)に昇格する。
シスコシステムズの期末である7月末に日本法人の社長に就くデイヴ・ウェスト氏(Dave West、写真1)は就任後、アジアパシフィック地域全体を統括する鈴木みゆき氏にレポートする。ウェスト氏のLinkedInプロフィールによると、直近でエンタープライズ ネットワーク事業のグローバルセールスを統括。企業のデジタル変革サポートするために営業とソリューション、エンジニアリングにまたがる取り組みを推進してきたとある。
この経歴からすると、営業やマネジメントが専門に思えるが、そうではないようだ。シスコによると、ウェスト氏は以前、アジアパシフィック・日本地域の最高技術責任者(CTO)や、企業ネットワーク、データセンター、セキュリティ、コラボレーションをまとめるアーキテクチャリーダー、シンガポール法人のCTOなどを務めた経験がある。
ウェスト氏はシスコには18年在籍し、それ以前には米海兵隊で通信・ITに携わった経験もあるなど、むしろ技術畑の経歴が長いリーダーである。LPWA、5Gはもとよりセキュリティも含めて技術進化は急ピッチなだけに、シスコ製品のユーザーにとってもアーキテクチャや技術に強い人材のトップ就任は歓迎すべき話だろう。