ウイングアーク1stは2018年7月20日、パナソニック アプライアンス社が、家庭用燃料電池「エネファーム」を製造している草津工場で、生産性や品質に関するデータを可視化するためにBIダッシュボード「MotionBoard」を導入したと発表した。
パナソニック アプライアンス社は、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を導入し、製造管理指標を見える化した。BIツールとして選んだMotionBoardのメリットとして、これまで紙の台帳で管理していた、生産実績や進捗状況、品質に関するデータをデジタル化するにあたり、データ入力が最も簡単なツールだったとしている。
図1:「MotionBoard」と動画を連携している(出典:ウイングアーク1st)
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MotionBoardの導入効果の1つとして、作業のナビゲーションとビデオカメラを連動させ、人の作業を可視化した。製品の品質に異常を発見した際に、どんな作業が行われたのかを分析し、真因を究明できる。作業者に無理な姿勢を強いている操作や、非効率な手順などを検証できる。
今後は、職人技の汎用化に取り組む。職人の動きをセンシングしたデータをAI手法で分析して得た学習モデルを各プロセスや設備にフィードバックする。これにより、高度な作業を自動化する。ロボティクスを活用した官能作業の自動化にも着手した。