トレンドマイクロは2018年7月25日、AWS(Amazon Web Services)のスタートアップ企業向け無料パッケージ「AWS Activate」を利用する企業に対して、サーバー向けのセキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」を最大1年間無料で提供すると発表、同日提供を開始した。
AWSは、クラウドインフラのセキュリティ対策をAWSが行い、クラウド上で利用するデータやホスト自体への外部からのサイバー攻撃はユーザーの責任でセキュリティ対策を講じる「責任共有モデル」を採用している。このため、クラウド上のデータやホストの安全性をより高いセキュリティレベルで確保するためには、不正プログラム対策、IPS/IDS、変更監視などのセキュリティ対策をユーザーが講じる必要がある。
トレンドマイクロは今回、AWSを使って新たにビジネスを開始するスタートアップ企業が、より安全にAWS上でサービスを構築できるように、「AWS Activate」を利用するユーザーに対してサーバー向けクラウド型セキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」を最大1年間無料で提供すると発表した。無料利用期間は、サービスの利用に加えてサポートセンターへの問い合せも可能だ。
対象は、現在AWS Activateを利用していて、AWS Activateの利用申し込みから2年以内の企業。提供ライセンスは4ライセンス(4サーバー)になる。
Trend Micro Deep Security as a Serviceは、トレンドマイクロが管理サーバーをクラウド上で提供する、サーバー向けクラウド型セキュリティサービスである。不正プログラム対策、Webレピュテーション、IPS/IDS、アプリケーションコントロール、ファイアウォール、変更監視、セキュリティログ監視などの機能を提供する。導入に当たり管理サーバーを構築する必要がないため、手軽に利用できる。ユーザーは、クラウド上の管理サーバーにログインすることで、セキュリティ設定の変更やログ管理を行うことが可能だ。
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