英Micro Focusの日本法人マイクロフォーカスは2018年7月27日、COBOL言語を使ったソフトウェア開発環境の新版「Micro Focus Visual COBOL 4.0J」および「Micro Focus Enterprise Developer 4.0J」を発表、同日販売を開始した。2018年8月27日から出荷する。新版では、Dockerコンテナ対応など、開発・実行環境やアプリケーションのモダナイゼーション(現代化)を強化した。
マイクロフォーカスのMicro Focus Visual COBOLは、COBOLで開発したレガシーシステムをWindowsやLinuxなどの現行のシステム基盤に移行する用途に適した、COBOL開発環境である。Java環境や.NET環境でCOBOLを利用できるようにするなど、COBOLを使い続けたまま基幹システムを再構築できるようにする。
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Micro Focus Enterprise Developerは、Micro Focus Visual COBOLの機能上位版にあたる。Visual COBOLの全機能に加えて、IBMメインフレーム上のCOBOLアプリケーションとPL/I(ピーエルワン)アプリケーションのリホスト機能を実装している。メインフレーム上のアプリケーションを変更することなく、ハードウェアだけを移行できる。
新版の強化点の1つが、Dockerコンテナの形で動作するCOBOLアプリケーションを構築できるようにしたことである。Linux(Red Hat、SUSE)とDocker Community Editionの環境で利用できる。また、COBOL開発環境(Eclipse、Visual Studio)で利用できる開発支援機能も強化した。対応OSや対応データベース、対応Javaアプリケーションサーバーなども拡充した。
開発環境には開発用の実行環境(ライブラリなど)が含まれているが、本番実行時には実行環境製品(Micro Focus COBOL Server)が必要になる。
レガシーマイグレーション / COBOL / Docker / コンテナ / Micro Focus / モダナイゼーション / リフト&シフト / リホスト
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