Linuxや周辺ミドルウェアなどのオープンソースソフトウェア(OSS)を専門とするSIベンダーのヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン(VA Linux Systems Japan)は2018年8月2日、コンサルティングおよび開発支援サービスにコンテナ管理ソフト「Kubernetes」(k8s)を追加した。コンテナ関連の技術サポートにコミットするという。価格は個別見積もり。
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン(VA Linux Systems Japan)は、コンテナ技術を重要なプラットフォームの1つとして位置付け、2017年度からDockerの技術支援サービスを提供してきた。今回、コンテナ管理ツールであるKubernetesをサービスの対象に含めた。
サービス提供の背景について同社は、AIやIoTの登場によって、エッジコンピューティングやコンテナ技術の活用が進んでいることを挙げる。「ユーザーからの相談も、基盤系だけでなく、ミドルウェアやアプリケーションなどの上層層へと広がっている」という。
同社は以前から、仮想化技術を採用したクラウド運用基盤ソフトであるOpenStackに注力している。同社によると、OpenStackユーザーの大多数がコンテナ技術に関心を抱いている。OpenStackとコンテナ技術を連携させる需要は今後増していくとしている。
Kubernetes技術支援サービスの内容は以下のとおり。
- コンサルティング(導入支援)
- 機能要件に対する技術的実現性の検討と実現案の提案
- 技術調査・分析
- ソースコード解析調査
- 受託開発
- 機能追加の検討、実施
- 運用ツールの開発
- コミュニティ対応
- コミュニティへの機能提案および開発
- バグレポート・修正
- コミュニティ活動支援
- トレーニング
- コンテナアーキテクチャ解説
- コンテナ管理の仕組み
- コンテナ環境の設計ノウハウ
- Docker / Kubernetes ネットワーク接続の仕組み