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Appier、マーケティング自動化ツール「AIQUA」を提供、顧客の趣味やデバイスを把握

2018年8月7日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

台湾Appier(エイピア)日本法人は2018年8月7日、MA(マーケティング自動化)クラウドサービス「AIQUA(アイコア)」を発表、同日提供を開始した。個々の顧客に合わせたWebコンテンツを出し分けする機能や、適切なタイミングで適切なデバイスに販促用メッセージをプッシュ配信する機能を備えている。

 Appierの「AIQUA」は、MA(マーケティング自動化)クラウドサービスである。同社運営の広告配信サービス「Cross X」で蓄積したデータと、AIQUAが備えるAI機能を組み合わせて、顧客のターゲティングを実現する。「顧客を囲い込み、維持するための機能群を提供する」(Appier)としている。

図1:AIQUAが提供するMA(マーケティング自動化)機能群の概要(出典:Appier)図1:AIQUAが提供するMA(マーケティング自動化)機能群の概要(出典:Appier)
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 広告配信サービスで蓄積したデータなどを活用することで、Webサイトを初めて訪れた顧客に対しても、その顧客が興味を持っているコンテンツが何かが分かり、興味関心に合わせたコンテンツを表示できる。

 1人の顧客が使っている複数のデバイスを把握できる。例えば、タブレットで商品を閲覧し、パソコンで商品カートに入れた顧客がいた場合、通勤途中の顧客のスマートフォンにメールやSMSやLINEなどを介してプッシュ通知して購入を促すといったことができる。

 Appierは、顧客を深く理解するためのデータ分析ソフト「AIXON」も提供している。CRM(顧客関係管理)データや顧客のオンライン上の行動データを分析し、顧客が会員を離脱するか、7日以内に製品を購入するかなどを予測する(関連記事Appierが顧客分析・予測ソフト「AIXON」を強化、行動の予測精度を向上)。

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