NRIセキュアテクノロジーズは2018年09月06日、RPA(ロボットによる業務自動化)にともなうリスクを管理するツール「RPAリスク管理ツール」を発表、同日提供を開始した。コンサルティングサービスの一環として提供する。RPAロボットの管理台帳やRPAロボットごとのリスクチェックシートなどで構成する。価格は個別見積もり。
NRIセキュアテクノロジーズの「RPAリスク管理ツール」は、RPAの導入・運用によって発生するリスクを管理できるようにするツールである。同社がこれまでRPA分野で培ったセキュリティ対策ノウハウを体系化した。コンサルティングサービスの一環として提供する。これを使えば、リスク管理に必要な社内の規程類や管理体制を整備できるとしている。
ツールの具体的な内容として、RPAリスクの解説資料、RPAの社内管理ルールの雛形、RPAロボットの管理台帳、RPAロボットごとのリスクチェックシート、などの書式集を提供する。さらに、ツールの利用マニュアルが付く。
製品提供の背景について同社は、RPAに関わるリスクが問題になっていることを挙げて次のように説明する。「例えば、ウイルスによるロボットの不正操作、設定ミスによる異常処理、従業員による不正利用といったリスクがある。RPAでは大量のデータが高速かつ自動的に処理されるため、誤った処理や情報流出が発生した場合に生じる被害が、人手による場合と比べて甚大になる」(図1)。
図1:RPAがもたらすリスク(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)拡大画像表示
「こうした事態を避けるためには、発生の可能性があるリスクをあらかじめ想定し、RPAの導入や維持管理にあたって必要となるルールの策定など、事前の対策を実施しておくことが、有効な管理手段となる」(同社)。
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