アクロニス・ジャパンは2018年9月10日、中堅・中小企業向けデータバックアップソフトの新製品「Acronis Backup and Cloud Storage 500GB」を発表、同日提供を開始した。バックアップソフトに、バックアップデータを格納するためのクラウドストレージを組み合わせた。
アクロニス・ジャパンの「Acronis Backup and Cloud Storage 500GB」は、中堅・中小企業向けのデータバックアップソフトである。特徴は、バックアップデータを保存するためのクラウドストレージをセットで提供することである。パッケージ化によって購買手続きを簡略化している。
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具体的には、データバックアップソフト「Acronis Backup 12.5」と、クラウドストレージ「Acronis Cloud Storage」(容量500GB)を組み合わせた。これらを1年間のサブスクリプションライセンスとして提供する。製品は、ソフトバンク コマース&サービスを通じて販売する。
製品提供の背景について同社は、BCP(事業継続計画)にとって、重要なシステムとデータを遠隔地にバックアップすることが不可欠であることを挙げる。「バックアップデータをクラウドストレージに保存することにより、ランサムウェアや自然災害によるデータ消失のリスクを低減できる」(同社)。
製品は、バックアップ対象に応じて、サーバー向けライセンスと仮想環境向けライセンスの2種類を用意した。サーバー向けは、物理サーバー1台またはクラウド上の仮想サーバー1台が対象。仮想環境向けは、ハイパーバイザ(サーバー仮想化ソフト)1台分(この上で動作する仮想サーバーは無制限)が対象。価格(税別)は、サーバー向けと仮想環境向けが共通で、年額10万円。
クラウドストレージの容量を追加で購入することもできる。追加する単位は、250GB/500GB/1TB/2TB/3TB/4TB/5TBで、追加容量に制限はない。