インテリア小売業大手のニトリが、社内のテレワークを推進すべくVDI(デスクトップ仮想化基盤)基盤を整えた。導入したのは、Azure上でVMwareによるVDIを利用可能にするDaaS「VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure」。導入サービスを手がけたSIベンダーの日商エレクトロニクスが2018年11月2日に発表した。
ニトリは近年、社員の多様な働き方を支える制度や仕組み作りに注力している。こうした中、在宅勤務/サテライトオフィスの制度を整備し、VDI(仮想デスクトップ環境)を利用したテレワーク環境を刷新した。
主な要件は2つあった。1つは、自宅やサテライトオフィスから、個人のPCやモバイル端末を利用して社内のWindows環境に安全にアクセスできることである。PCを持ち歩く負担を減らしつつ、情報漏洩のリスクを軽減する。
もう1つの要件は、必要になったタイミングで迅速に、メールやOffice、Windowsを操作する環境を使い始められることである。これにより、業務の生産性を高められるほか、自然災害などさまざまな事業停止のリスクに対して事業継続性を確保できる。
これら2つの要件を満たす製品・サービスとして、ニトリは、日商エレクトロニクスの「セキュアクラウドVDIソリューション」を採用した。仮想デスクトップのOSはWidnows 10で、Azure上でVMwareのVDIを提供するDaaS(Desktop as a Service)VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureを使う「VDI on Azure」環境である。
セキュアクラウドVDIソリューションの特徴は、Azureに閉域網で接続する仕組みを提供する点である。LAN間接続については、ユーザー企業とAzureの間を専用線で直接接続するAzure ExpressRouteを使う。外出先のモバイル端末については、インターネットを使わずにAzureに接続できるエッジデバイス向けの閉域SIMサービスを使う。
「まずスモールスタートで導入したが、今後は多くの社員にテレワークを浸透させ、会社全体で働き方改革をさらに進めていきたい」(ニトリ)
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