NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は2018年11月8日、ブロックチェーン技術を活用した情報システムやサービス向けに、セキュリティの脆弱性を検知し、通知を行うサービス「ブロックチェーン・セキュリティ・モニタリング」を発表した。最初のサービスとして、「Ethereum」上のスマートコントラクトを対象にしたモニタリングサービスを実施する。
NRIセキュアテクノロジーズの「ブロックチェーン・セキュリティ・モニタリング」は、同社が提供しているセキュリティログ監視サービス「NeoSOC」をベースに、複数のスキャンツールを導入して提供するサービスである。
NeoSOCは、対象となるスマートコントラクトの動きをモニタリングし、新たな脆弱性を検知した場合に、ユーザーに通知する。ユーザーは、該当するプログラムの利用やシステムの処理を停止するといった措置をとることで、攻撃を防ぐ。
監視ツールの1つに、FinTech企業である米ConsenSys Diligenceが提供する、スマートコントラクトのセキュリティ診断・分析ツール「Mythril」がある。特徴は、自動的にスマートコントラクトの動作を診断し、隠れていた脆弱性を発見できることである。
なお、スマートコントラクトとは、あらかじめ設定した条件に合致する取引の申請が発生すると、プログラムにより所定の契約が自動的に実行される仕組みのこと。証券決済や不動産取引、シェアリングエコノミーなどの様々な領域で、適用が検討されている。
「一方、仮想通貨取引所への不正侵入や、ブロックチェーンの脆弱性をついたサイバー攻撃とそれにともなう被害が増加する中、スマートコントラクトを標的にした攻撃事例も見られるようになっている。このため、スマートコントラクトの開発者や導入企業は、常にセキュリティの脆弱性に関する情報を把握し、開発したプログラムが攻撃の対象になりうるかを確認しておく必要がある」(同社)
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