アグレックスは2018年12月13日、住所データに位置情報(緯度・経度)を付与する「ADO-POINT」を発表した。全国の住所に10桁のコードを付番してカナ・漢字住所や郵便番号を収録したマスターファイル「ADDRESS」のオプション製品として提供する。
ADDRESSは、アグレックスが自社開発した全国住所マスターファイルである。全国の住所に10桁のコードを付番し、カナ・漢字住所や郵便番号を収録している。レコード長は380バイトでファイル容量は約100MB(メガバイト)。顧客住所データの市町村合併への変更対応や、住所情報の標準化、効率的な名寄せ処理などに幅広く活用できる。1975年の販売開始以降、約180社への導入実績がある。
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今回リリースするADO-POINTは、ADDRESSのオプション製品で、各住所コードが示す地域に代表点を設定し、代表点に対する位置情報(緯度・経度)を収録した住所ポイントデータである(図1)。住所データに位置情報を付与することによって、地図への展開が可能になる。
位置情報は、エリアマーケティングや商圏分析などに活用できる。また、他の位置情報コンテンツと連携することで、代表点から駅などのランドマークへの距離計測ができる。これにより、「〇〇町1丁目は、A支店からの距離が約8キロメートルで、顧客数がXX人いるから1日かけて訪問予定」といった顧客訪問計画などに利用できる。
価格(税別)は、社内で利用する場合、ADDRESS本体が初期費用300万円、月額10万円。オプションのADO-POINTは、初期費用100万円、月額5万円となっている。