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因幡電機産業、受信ファクスをWebブラウザで確認できる「FNX e-受信FAXサービス」を導入

2018年12月17日(月)IT Leaders編集部

因幡電機産業(本社:大阪府大阪市)は、受信したファクスをWebブラウザ上で確認し、必要な情報を追記して返信・転送できるクラウドサービス「FNX e-受信FAXサービス」を導入した。2018年5月から一部の課で利用を開始し、現在は西日本の10の課および営業所で活用している。TISインテックグループのネクスウェイが2018年12月14日に発表した。

 因幡電機産業は、ファクスの処理に多くの工数をかけていた。1人の営業担当者あてに1日当たり100枚弱のファクスが届き、確認や仕分けの工数がかっていた。顧客からの送達確認時は、ファクス機に届いた紙文書を都度回収して調べる必要があった。ファクスを送受信するうちに文字の劣化が発生し、電話などで内容を確認する手間も発生していた。

 こうした課題を解決するため、e-受信FAXサービスを導入した。受信したファクスをWebブラウザ上で確認し、必要な情報を追記して返信・転送できるクラウドサービスである。専用のアダプタをファクス回線とLANに接続するだけで、ファクス番号を変更せずにサービスを利用できる。

 導入の効果として、受信したファクスの仕分け工程がなくなり、業務の効率が向上した。受信したファクスの検索性も高まり、顧客満足度の向上につながった。ファクスを返信する際には、あらかじめ登録しておいた定型文を手軽に挿入できるようになり、顧客への回答スピードが向上した。

 受信したファクスは紙に出力する必要がないため、自分のPC画面上で確認して、キーボードから見積り金額や納期を入力し、そのまま返信・転送できる。必要に応じてファクス内容をクラウド上の自分専用のフォルダに保存できる。

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