北國銀行(本店:石川県金沢市)とニッセイ情報テクノロジーは2018年12月19日、北國銀行が現在オンプレミスで運用している保険販売管理のパッケージソフト「保険販売管理パッケージ インプラス」(ニッセイ情報テクノロジー製)を、2社が協力してMicrosoft Azure上のクラウドサービスとして開発すると発表した。北國銀行は要件定義などに関わり、2019年3月に第1号ユーザーとして利用を開始する。
北國銀行は、ニッセイ情報テクノロジーが開発したパッケージソフト「保険販売管理パッケージ インプラス」のユーザーの1社である。これと同時に、銀行内業務システムのMicrosoft Azure化を順次推進している。
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ニッセイ情報テクノロジーは、保険販売管理パッケージをAzure上でクラウドサービスとして提供するため、Azure版の開発を開始した。現行のオンプレミス版のパッケージをそのままAzure上で動かすのではなく、Azureが備えるクラウド機能を活用して作り直す。Azure化にあたって日本マイクロソフトが技術支援を行う。
このニッセイ情報テクノロジーのAzure化プロジェクトに、ユーザーの1社で業務システムのAzure化を推進している北國銀行が参加した形である(図1)。北國銀行は、要件定義などで開発に関与している。Azure版の完成に合わせ、2019年3月には第1号ユーザーとして、Azure版の利用を開始する予定である。
Azure化の狙いは、クラウドの活用によってコストを削減するとともに、サービスを迅速に立ち上げられるようにすることである。
ニッセイ情報テクノロジーは、多くの金融機関(銀行55行、証券会社、保険会社など)に保険販売管理パッケージ インプラスを提供している。金融機関から要望が多いAzure化を図ることで、サービスの価値を高める。