米UiPathの日本法人は2019年1月25日、RPAソフトウェア「UiPath」とセールスフォース・ドットコムの営業支援クラウドサービス「Salesforce Sales Cloud」を接続するツール「Connector for Sales Force Automation」を発表、同日提供を開始した。同ツールを使えば、APIを介したSalesforce Sales Cloudの操作をUiPathで自動化できる。第1号ユーザーとして三井住友カードが試験運用中である。
「Connector for Sales Force Automation」は、RPAソフト「UiPath」(画面1)と「Salesforce Lightning Platform」を、SalesforceのAPIで連携させるコネクタである。Sales Cloudに対する操作(データの追加、削除、更新、取得)を自動化できる。
画面1:「UiPath」の開発画面例(出典:米UiPath)拡大画像表示
従来、UiPathユーザーがこれらの操作を自動化する際は、GUIベースでロボットを開発して実行していた。しかし、この方法では、Sales CloudのアップグレードやカスタマイズによってGUIが変わった際に、ロボットも作り変える必要があった。
一方、Connector for Sales Force Automationは、GUI操作ではなくAPI連携によって動作するため、APIの仕様が変更されない限り、GUIの変更に左右されることなく、開発済みのロボットを実行し続けることができる。
また、Sales Cloudへのログイン操作を含めて自動化できるため、Sales Cloudの画面を立ち上げることなく操作できる。ユーザーは、処理終了後にSales Cloudを立ち上げるだけで、最新の情報にアクセスできる。
データ入力などの作業も大幅に高速化できる。例えば、Sales Cloudで数十個の登録項目がある取引先情報更新を行う場合、手作業では数十分かかる。GUIベースで開発したロボットでも、ある程度の処理時間が必要。一方、APIベースなら数十秒の時間で処理できる。
Connector for Sales Force Automationは、UiPathユーザーに対して無料で提供する。インストールは数分で完了する。ロボット開発の時間も短縮できる。従来のGUIベースでは、人による操作をレコーディングする作業に数時間を要していた。これを1時間程度で開発できるようになる。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



