NTTデータは、現場担当者向けのビジネスインテリジェンス(BI)ソフト「Qlik Sense」をSaaS型で提供する。金融機関に向けて、2019年春から提供する。サービス名称は「Qlik Sense SaaS solution managed by A-gate」。クリックテック・ジャパンが2019年3月12日に発表した。
米クリックテック(Qlik Technologies)の「Qlik Sense」は、データ分析の専門家ではない現場のエンドユーザーでも簡単に使えることを追求したBIソフトウェアである。分析するデータの設定を含めて、セルフサービス型で利用できる(画面1)。
拡大画像表示
業務サーバー上にある生データをそのまま取り込んでインメモリーで検索/分析する。生データに対して直観的な思考でデータを検索する(表やグラフをクリックしていく)というやり方で、データに潜む業務上の課題を発見できる。
NTTデータは2019年1月、Qlik製品をSaaS型で提供するためのMSP(マネージドサービスプロバイダ)契約を締結した。Qlik SenseとQlik周辺製品を、クラウドサービスとして提供する。データ収集からデータ分析/活用までの一連のプロセスを支援する。
IaaS基盤として、金融・公共機関向けにNTTデータが提供しているパブリッククラウド活用サービス「A-gate」に準拠した基盤を利用する。