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NEC、RPAの運用支援ソフトウェアを体系化、野良ロボ対策を強化

2019年3月19日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2019年3月19日、企業内のRPA(ロボットによる業務自動化)環境を一元管理するソフト群「RPAロボット管理ソリューション」を強化した。NEC製RPAソフトを同時使用ライセンスで運用できるようにしたほか、ジョブスケジューラを強化してRPAソフトを制御できるようにした。

 RPAロボット管理ソリューションは、NECのRPAソフト「NEC Software Robot Solution」の利用状況を一元管理するソフト群である。2019年4月19日から提供する。

 ソフトウェアの1つ、「NEC Software Robot Solutionマネージャ」は、RPAソフトのライセンスの利用状況や、稼働しているロボットの業務などの情報を提供する。これらの情報を適切に管理することで、統制の取れたRPAの運用が可能になる。

 今回、NEC Software Robot Solutionマネージャを強化し、RPAソフトをフローティングライセンス(同時使用ライセンス)で運用できるようにした。端末ごとにライセンスを固定した運用ではなく、業務状況に合わせてライセンス数の範囲内で異なる端末にライセンスを割り当てる運用が可能になった。

 今回さらに、システム運用を可視化するソフト「WebSAM IT Process Operations for RPA」の機能を、RPAロボットの定義に組み込めるようにした。ロボットの作業内容を詳細なログや動画形式で自動で記録できるようになった。

 価格(税別)は、RPAソフト「NEC Software Robot Solution」、RPAソフトの一元管理ソフト「NEC Software Robot Solutionマネージャ」、運用状況の可視化ソフト「WebSAM IT Process Operations for RPA」を合わせて、月額47万円から。

 RPAロボット管理ソリューションでは、RPAの「導入・運用ルール策定サービス」も提供する。RPAに関わる企業内の体制やロボット運用環境の定義など、野良ロボを発生させない仕組み作りを支援する。価格は、240万円から。

 RPAの運用を自動化する「RPA運用ソリューション」も提供する。ジョブのスケジュール実行ソフト「WebSAM JobCenter」を強化し、RPAロボットをスケジュールや条件に則って自動で実行できるようにした。制御可能なRPAソフトは、「NEC Software Robot Solution」と「NEC Software Robot Solution for Biz」、および「UiPath」である。WebSAM JobCenterの価格は、30万円から。機能強化版は2019年6月から提供する。

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