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ジャストシステム、現場向けBIソフトの新版「Actionista! 5.0」、レポートを自動配信可能に

2019年3月19日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジャストシステムは2019年3月18日、業務部門の誰もが簡単に使えることを追求した現場向けBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの新版「Actionista! 5.0」を発表した。2019年4月25日から提供する。新版では、より分かりやすいレポートを作成するための機能を強化したほか、レポートを自動配信する機能を搭載した。価格(税別)は、基本モデルの「Basic Edition」で820万円から。

 Actionista!は、業務の現場向けにデータ分析の専門スキルがなくても使えるようにしたBIソフトである(画面1)。分析軸(店舗名など)や値(売上金額など)のパーツをドラッグ&ドロップするだけで、分析画面となる集計表やチャートを作成できる。よく利用する分析作業については、集計表やチャートを貼り付けたダッシュボードを作成できる。

画面1:Actionista!の画面(出典:ジャストシステム)画面1:Actionista!の画面(出典:ジャストシステム)
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 Windows Server上で動作するWebアプリケーションであり、Webブラウザから利用できる。カラム指向のインメモリー型データベースを搭載しており、集計するデータをすべてメモリー上に展開して高速に処理できる。データベースサーバーやCSVファイルなどからデータを取り込む設定や、これを変換/加工する設定、分析用の多次元キューブの定義までを、SQLなどの知識を使うことなく、Web画面のGUIだけで設定できる。

 新版では、レポート機能を強化した。

 より伝わるレポートを作成するための機能を強化した。まず、ダッシュボードやアクションレポートで、リッチテキストを使えるようにした。さらに、アクションレポートにおいて、手書きの情報や図形を配置できるようにした。伝えたい箇所を強調したり、コメントを書き入れたりできるので、伝えたいポイントをより正確に伝えられるようになった。

 見たままのレイアウトでレポートを出力できるようになった。ダッシュボードやアクションレポートに「ページレイアウト」機能を追加して、用紙サイズや向きを簡単に設定できるようになった。Webブラウザの印刷設定に関わらず、ダッシュボードやアクションレポートを作成した通りのレイアウトでPDFファイルに変換したり紙に印刷したりできる。

 レポートの自動生成機能も新たに搭載した。ダッシュボードの情報をPDFファイルにして定期的に自動配信する。これにより、外出先からでも最新の情報を確認できるようになった。さらに、アクションレポートも定期的に自動で配信できるようにした。各営業拠点に月次でアクションレポートを自動配信し、コメントなどを記入したうえで提出してもらう、といった使い方ができる。

 新版では、売上予測などのシミュレーション機能も搭載した。過去データの傾向や季節性をもとに、将来の売上やコストを予測できる。シミュレーション結果は、グラフと集計表の形式で表示する。関数の入力や分析期間の設定といった面倒な作業の必要なく、「将来予測設定」のボタン1つでシミュレーションが行える。

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