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富士ゼロックス、建設現場のデータ入力を支援、西松建設が事務作業を35%削減

2019年3月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士ゼロックスは2019年3月19日、建設現場におけるデータ入力を支援するサービス「かんたんデータエントリサービス」を発表、同日提供を開始した。複合機とクラウドサービスを連携させることで、データ入力や書類作成業務を効率化する。西松建設が2017年7月から導入し、現場の事務的業務が約35%減った。

 富士ゼロックスの「かんたんデータエントリサービス」は、建設現場におけるデータ入力を支援するサービスである(図1)。具体的には、建設現場に設置した複合機で紙の書類をスキャンし、スキャンデータをクラウドに転送する。これをクラウド上で電子化する。スキャンデータから必要なデータを抽出し、フォーマットにデータを記入して保存する。

図1:建設業向け働き方改革サービスの概要(出典:富士ゼロックス)図1:建設業向け働き方改革サービスの概要(出典:富士ゼロックス)
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 クラウド上では、スキャンデータを自動でデータ化するほか、オペレーターがパートナーと連携して人手で作業を実施する。建設現場では、複合機でスキャンして複合機から送るだけでなく、PCに保存した現場の画像をPCからクラウドに送るといった使い方もできる。

 事例の1つとして、西松建設が同サービスを導入した。建設現場における就労管理や工事写真整理、伝票整理といった書類作成関連業務を、約35%削減した。富士ゼロックスでは、西松建設に対して、複合機の手配、設置、管理、移転などの運用管理サービスもあわせて提供している。

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