AOKIホールディングスは、グループ統合会員サービス「AOKI GROUP AMBASSADORS」を、AWS(Amazon Web Services)上に構築した。2019年1月末に開始した。ポイント管理製品「PointInfinity」を採用した。システムを構築した日立ソリューションズが2019年3月20日に発表した。
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AOKIグループが開始した会員サービス「AOKI GROUP AMBASSADORS」は、グループ全体で約3200万人以上の顧客情報を一元管理する、新しい会員サービスである(画面1)。会員のライフステージに合わせて最適な商品や情報を提供するほか、会員のランクごとに特典を提供する。
会員は、顧客情報の一元管理やポイント管理、マイページ上での情報発信ができる。マイページは、FacebookやTwitterなどのSNSと連携できる。獲得したポイントは、マイページ上で様々な商品と交換したり、友人や家族にプレゼントしたりできる。購入金額やTwitter上でのつぶやきの実績からランクアップできる。ランクに応じて様々な特典を受けられる。
これまでAOKIグループでは、顧客情報管理がブランド別に分かれていた。購入時に付与するポイントは、該当ブランドの店舗でのみ利用可能だった。これを改善するため、顧客情報の一元管理や会員サービスの刷新を実施した。
新システムでは、ファッション事業やブライダル事業、エンターテイメント事業の会員情報や購買情報を、一元的に管理する。これにより、グループ事業全体でランクやポイントを提供し、事業間で相互に送客できるようになる。