デンソークリエイトは2019年3月27日、工数管理/プロジェクト管理ソフトの新版「TimeTracker NX 4.2」を発表、同日提供を開始した。最小構成は5ユーザーで、価格(税別)は、上位版「Professional Edition」の場合、100ユーザーで400万円(1ユーザーあたり4万円)。
TimeTracker NXは、プロジェクトの工数や進捗を管理するソフト(画面1)。計画の作成、進捗の管理、コストの管理、データ分析といった機能を備える。工数を見える化することによって現場の課題や問題点を明らかにし、改善につなげていくことをコンセプトにしている。ドラッグ&ドロップを中心とした操作性など、現場担当者が簡単に使えるように工夫している。
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Webアプリケーション型で利用できる。今回の新版では、外部プログラムからTimeTracker NXの工数データを取得したり更新したりできるように、Web API(REST API)を搭載した。公開したWeb APIは41個にのぼり、TimeTracker NXのほとんどのデータをAPI経由で操作できるとしている。
TimeTracker NXの工数データを社内の勤怠システムと連携させたり、他システムのタスクやチケットの情報をTimeTracker NXに取り込んで工数管理や進捗管理に活用したりといった使い方ができる。
新版では、操作性も高めた。作業の階層構造(WBS)や各作業(ワークアイテム)の詳細情報をコピー&ペーストできるようにした。キーボード操作(Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付け)でも操作できる。プロジェクト内だけでなく、プロジェクトをまたいだコピーも可能である。さらに、ワークアイテムの情報は、テキスト形式でExcel帳票やメール文面などにコピーできる。