コープデリ生活協同組合連合会(コープデリ連合会)は、RPA(ロボットによる業務自動化)を導入した。RPAによって手作業を自動化したことで、作業時間を12分の1に短縮した。ワークスアプリケーションズが2019年3月28日に発表した。
コープデリ連合会は、関東信越の1都7県7会員生協で、宅配事業、店舗事業、共済・保険事業、福祉事業、サービス事業等を展開している。コープデリ連合会は、各事業の本部機能ならびに間接部門の共通基盤としての役割を担っている。
コープデリ連合会では、2016年12月にワークスアプリケーションズの「COMPANY」ACシリーズを導入開始し、2017年12月に同会および7会員生協で稼働開始した。「COMPANY」導入を機に、システムに合わせた業務見直しを図ると同時に、2018年3月には子会社9社を含めた財務会計基盤を構築した。
コープデリ連合会は、業務全般におけるさらなる効率化を目的に、経理業務のRPA化を検討した。2018年11月から、ワークスアプリケーションズのRPA導入サービス「ロボット作成代行サービス」を利用し、RPAによるデータの作成や取り込み作業の自動化を図った。
早期にRPAの効果を得られるように、RPAによって作業時間の大きな短縮を見込める業務から着手した。これまで手作業で行っていた、会員生協に配布する資料の作成や、手書き伝票のデータ化作業の一部にRPAを取り入れた。結果、業務を大幅に効率化できたとしている(図1)。
拡大画像表示
ワークスアプリケーションズが提供するRPA導入サービスは、RPAソフト「WinActor」のライセンスを販売するとともに、COMPANYの設定に応じたロボット作成代行、問い合わせサポートまで一貫して提供する。