大日本印刷(DNP)は、社内システムのクラウド移行に伴い、社外からのVPN接続において、接続を切れにくくしたリモートアクセスサービス「IIJフレックスモビリティサービス」(FXM)を導入した。インターネットイニシアティブ(IIJ)が2019年4月9日に発表した。
大日本印刷(DNP)は、Office 365の導入に伴い、ネットワーク基盤を見直した(図1)。社内からOffice 365へのアクセスについては、通信経路の振り分けやインターネットゲートウェイ部分をIIJが構築した。社外からのVPN接続においては、リモートアクセスサービスのIIJフレックスモビリティサービス(FXM)を導入した。
図1:大日本印刷が構築したクラウド利用のためのネットワークの概要(出典:インターネットイニシアティブ)拡大画像表示
IIJフレックスモビリティサービスは、UDPを使って接続を切れにくくしたリモートアクセス用のVPNサービスである。送達確認がないUDPをベースに、エラー訂正でパケットロスに対抗する。パケットロスが多いアクセス回線においても、パケットロスを低く抑えられるとしている。
IIJフレックスモビリティサービスは、専用のエージェントソフトをPC(Windows/Mac)やスマートデバイス(iOS/Android)にインストールして使う。Active Directoryのユーザー認証と端末認証を使って接続する。個別のログイン手続きは不要で、ログイン時に自動的にVPNにも接続する。接続が切れた際の再接続の操作も不要である。
DNPでは今後、社外からのトラフィックの経路を振り分けるクラウドプロキシサービスも導入する予定である。IIJフレックスモビリティサービスと組み合わせて利用することで、通信量が多いOffice 365への通信については社内ネットワークを通らないようにするといった運用ができるようになる。
VPN / 大日本印刷 / Office 365 / IIJ
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