クラウド(SaaS)型のERPソフトウェアなどを提供する米Inforの日本法人、インフォアジャパンは2019年4月12日、クラウド型のBI(ビジネスインテリジェンス)基盤ソフトウェア「Infor Birst」を日本市場で提供開始した。
インフォアジャパンmpBirstは、クラウドサービスの形態で提供するBI基盤ソフトウェアである。「ネットワークBI」というコンセプトを基に設計した。データの重複を気にすることなく、組織内のさまざまな部門で管理している分析データモデルを連携させて分析できる。GUIを介して、クラウド上に統合したデータからインサイト(洞察)を得たり、予測分析などを行える。
データソースは、パブリック/プライベートクラウドやオンプレミスを問わず、さまざまなものを利用できる。ETL(データの抽出/変換/ロード)やスキーマ設計、セマンティックレイヤーの管理、可視化レポート設計、ダッシュボードまで、ビジネスの意思決定に必要な分析機能を包括的に提供する。
各部門の業務担当者が自前でデータを分析するセルフサービス型の分析から、大企業のセキュリティやガバナンスの要件を満たす中央管理されたエンタープライズ分析まで、さまざまな規模・業種の企業ニーズに応えられるとしている。
複数のデータソースからメタデータを解析し、分析データスキーマを自動で生成するオートデータリファインメント機能を備える。また、データソースのビジネスルールや定義を共通化して、利用者が再利用可能なセマンティックレイヤーを生成・管理できる。
可視化画面とダッシュボードは、自動で生成できる。ビジネスユーザーが特定のKPIと無数のビジネス変数との間の有意義な関係を見つけ、KPIの結果を説明するのに役立つ。