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アシスト、システムの構成情報を把握して影響分析を行える「ChangeMiner」を販売

2019年4月19日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アシストは2019年4月19日、システムの構成情報を可視化して影響の依存関係を把握できるソフトウェア製品「ChangeMiner」を発表、同日販売を開始した。開発会社は韓国のGTONE(ジーティーワン)。参考価格(税込み)は、初年度保守費用を含んで1000万円から。販売目標は2019年末までに20社としている。

 ChangeMinerは、言語、フレームワーク(ソフトウェア開発部品)、データベースサーバーなど、さまざまなシステム情報を収集して分析し、プログラムやデータベースサーバー間の関連を可視化するソフトウェアである。システムの現状分析のほか、ソフトウェアや構成の変更による影響分析などができる(画面1)。

画面1:プログラムやの影響分析図(出典:アシスト)画面1:プログラムやの影響分析図(出典:アシスト)
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 主な機能は、構造/関連分析、フロー分析、変更履歴管理、検索機能(Index化、正規表現式対応)、ソフトウェア測定(メトリック、ファンクションポイント)、ソースコード品質検査/脆弱性診断、ドキュメント自動作成、ギャップ分析など。

 現状分析の例として、ChangeMinerは常時、最新状態のCRUD(作成、参照、更新、削除)図を出力し、ジョブやプログラム、テーブルの関連をマップやフローで表現する。これにより、ドキュメントが整備されておらず全体像が把握できないシステムを可視化する。また、使われていないプログラムやデータベースオブジェクトを洗い出せるので、システムのスリム化も図れる。

 プログラム同士の影響分析もできる。修正範囲が明確になるので、テスト範囲も限定できる。エラー発生時にも、影響範囲がどのテーブルや業務に及ぶのかを把握できる。

 ソフトウェアは、基本エンジン、パーサー(プログラム言語のソースファイルを取り込む機能、言語ごとに必要)、アダプター(データベースのオブジェクト情報を取り込む機能、データベースごとに必要)、アナライザー(JP-1などのジョブスケジューラからジョブ定義情報を取り込む機能)で構成する。

 参考価格(税込み)は、初年度保守費用を含んで1000万円から。この場合の内訳は、基本エンジン、対象ファイル数5000まで、言語パーサーとDBアダプター各1種類ずつ。フィッティング費用は別途見積りとなっている。

 なお、アシストは2018年末から、一部の顧客企業に対してChangeMinerの提案とPoC(概念検証)を実施し、ノウハウを蓄積した。今後、既存システムの維持・管理に課題を抱える企業や、システム再構築を検討している企業を対象に、提案を強化する。

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