アイレットは2019年4月24日、Windowsベースのファイルサーバーをパブリッククラウド上に構築し、ファイルサーバーの監視・運用サービスとともに提供する「migrationpack for ファイルサーバー」を発表、同日提供を開始した。
アイレットの「migrationpack for ファイルサーバー」は、Windows Serverをベースにしたファイルサーバーを、パブリッククラウドのAmazon Web Services(AWS)上に構築するサービスである。これまでオンプレミスで運営してきたファイルサーバーの使い勝手を変更することなくクラウドに移行できる(図1)。
図1:migrationpack for ファイルサーバーの基本構成(出典:アイレット)拡大画像表示
ファイルサーバーの監視・運用サービスもあわせて提供する。これにより、オンプレミス環境では必要だった、監視・運用の業務負担を軽減する。サーバーの監視項目は、サーバーのリソース監視と死活監視、CIFSのポート監視、ディスク容量の監視である。
ファイルサーバーは、Amazon VPC(仮想プライベートクラウド)に構築する。ユーザー企業のネットワークと専用線で接続する。ネットワーク遅延を少なくすることで、ネットワーク越えでもファイルサーバーを快適に使えるとしている。Windows Updateなどのインターネット接続用ゲートウェイも提供する。
料金(税別)は、基本構成の初期構築費用が一式15万円。カスタマイズの場合は別途見積もり。運用費用はファイルサーバー1台あたり月額3万円で、AWSの利用料金が別途必要になる。

































