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ゾーホー、脆弱性パッチの適用作業を自動化する「ManageEngine Patch Manger Plus」をリリース
2019年4月26日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ゾーホージャパンは2019年4月26日、OSやアプリケーションに対する脆弱性パッチの適用を自動化するソフトウェア「ManageEngine Patch Manger Plus」を発表、同日提供を開始した。価格(税別)は年額14万2000円(クライアント50台、サーバー10台、1ユーザーの場合)から。
ゾーホージャパンのPatch Manger Plusは、OSやアプリケーションに対する脆弱性パッチの適用を自動化するソフトである(画面1)。脆弱性情報の収集、資産台帳の確認、パッチテスト、実環境へのパッチ適用、という一連の流れを自動化する。Windows、Mac、LinuxのOSパッチのほか、米Adobe Systems製やJava環境など250種類以上のアプリケーションのパッチも自動で適用できる。
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まず、インターネットから脆弱性情報を自動で収集する。管理対象のPCやサーバーをスキャン検査して、適用すべきだが適用されていない欠落パッチを特定する。この上で、指定したスケジュールに従って、欠落しているパッチを手動または自動で配布・適用する。パッチテストによるパッチの検証もできる。
パッチを適用しない設定もできる。作成したグループに対して、パッチ単位またはアプリケーション単位でパッチを適用しない設定ができる。さらに、Windows Updateを無効化するスクリプトや、主要ソフトウェアの自動更新を無効化するスクリプトも配布する。
強制的に管理対象PCをシャットダウンまたは再起動する機能も備える。スケジュールを設定することで、指定した頻度に応じてシャットダウンまたは再起動を実施できる。
欠落パッチの一覧や、脆弱性のあるシステム一覧など、標準でレポートを作成できる。レポートは、PDF/CSV/XLS形式で出力できる。スケジュールを設定することで、定期的にレポートを取得できる。