アシストは2019年5月14日、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上のOracle Databaseを24時間365日体制でサポートするマネージドサービス「アシスト クラウドマネージドサービス」を発表し、同日付けで提供を開始した。価格は非公開で、販売目標は2019年末までに100社。
「アシスト クラウドマネージドサービス」では、Oracle Cloud Infrastructure上のOracle Databaseに対して、24時間365日のサポートサービスを提供する。基本サービスとして、問い合わせ対応、障害発生時の対応支援(問題の切り分けと原因調査、回避策の提示、復旧方法の調査など)、クラウドベンダーへのエスカレーション、稼働状況のレビュー、請求管理などを提供する。対象のクラウドサービスは以下である。
- Oracle Cloud Infrastructure (OCI)
- Oracle Database Cloud Service
- Oracle Database Backup Service
- Oracle Database Exadata Cloud Service
- Oracle Autonomous Data Warehouse
- Oracle Autonomous Transaction Processing
- Oracle Java Cloud Service
基本サービスの内容は以下のとおりである。
- 対象クラウドサービスに関する問い合わせ対応やサポート
- 障害発生時の対応支援(問題切り分け、原因調査、回避策の提示、復旧方法の調査など)
- 対象クラウドサービス提供ベンダーへのエスカレーション
- 対象クラウドサービスおよびアシスト取扱製品の問い合わせ窓口の一本化
- 対象クラウドサービスの稼働状況レビュー
- 対象クラウドサービスの構成レビュー
- 対象クラウドサービスの請求管理、費用レビュー
オプションで、Oracle Cloudの稼働状況やOracle Databaseの基本的なログファイルを自動的にアシストのサポートセンターで共有し、障害調査の開始を迅速化するサービスも提供する。
マネージドサービスとは別に、Oracle Cloud向けの技術支援サービスも提供する。技術支援サービスの「基本支援パッケージ」として、Oracle Cloudの環境構築、操作方法に関するハンズオン形式でのレクチャー、Oracle Cloudの機能を用いてたIaaS/PaaSの死活監視を提供する。
技術支援サービスの「オプション技術支援サービス」として、災害対策環境の構築、インターネットVPN接続や閉域網接続などのネットワーク設定、Oracle Cloudのバックアップ設定などを実施する。さらに、Oracle Cloudに特化した支援項目だけでなく、データベース関連の各種技術支援サービスを提供する。