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三井情報、全社の基幹システムをクラウドに移行するプロジェクトを開始、SAP S/4HANAなど導入

2019年6月14日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三井情報(MKI)は2019年6月14日、MKIグループの基幹システムをクラウドへ移行するプロジェクトを開始したと発表した。特徴は、クラウドサービスの標準機能に業務を合わせる「Fit to Standard(標準への準拠)」に取り組むこと。これによりプロジェクト期間を短縮させ、同年12月中の本番稼働を目指す。

 三井情報(MKI)が、基幹システムとして独SAPのクラウドサービスを全社導入する。ERP(統合基幹業務システム)の「SAP S/4HANA Cloud」、開発基盤の「SAP Cloud Platform」、データ分析基盤の「SAP Analytics Cloud」である。営業支援システムについては、営業部門の一部で利用していた米セールスフォース・ドットコムの「Salesforce Sales Cloud」を全社に展開していく。

 MKIは、過去に7社が合併した経緯がある。取り扱う製品・サービスも幅広いことから、異なる業務プロセスが混在している。こうした背景から、営業部門の社内事務手続きにかかる工数の削減や、業務の標準化を検討してきた。

 検討の結果、営業部門の一部で利用していた営業支援システム(Salesforce Sales Cloud)を全営業部門に展開することを決めた。さらに、「Salesforce Einstein」による未来予測や、マーケティング自動化(MA)ツール「Pardot」による営業活動の効率化などを導入していくことにした。

 受注後のプロセスについては、SAP S/4HANA Cloudを先行的に導入し、SAP Analytics Cloudと組み合わせて経営の意思決定に役立てる。本プロジェクトを通じて、「Fit to Standard」(クラウドサービスの標準機能に業務を合わせること)に取り組む。さらに、ここで得た知見を活用して、顧客向けにクラウド導入サービスを提供する。

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三井情報 / SAP / S/4HANA / Pardot / フレームワーク / Salesforce / Einstein

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