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NICT、ディープラーニング翻訳基盤にさくらのIaaSを採用、GPU×872基で6PFLOPS

2019年6月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、ディープラーニング(深層学習)を利用した翻訳システムのハードウェア基盤として、さくらインターネットのGPUコンピューティング基盤「高火力コンピューティング」を採用した。さくらインターネットが2019年6月17日に発表した。

 NICTは、多言語音声翻訳システムの研究開発と実証実験を実施している。成果の例として、音声認識、翻訳、音声合成技術を活用した音声翻訳アプリ「VoiceTra」がある(画面1)。今回、ディープラーニング翻訳を推進するための基盤として、さくらインターネットの高火力コンピューティングを採用した。導入規模は、サーバー109台、GPU×872基、総理論演算性能は約6.09PFLOPS(ペタフロップス)である。

画面1:「VoiceTra」アプリ画面のスクリーンショット(出典:さくらインターネット)画面1:「VoiceTra」アプリ画面のスクリーンショット(出典:さくらインターネット)
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 開発の背景について同社は、音声翻訳システムの高精度化にはディープラーニングが最も寄与していることを挙げている。また、訪日外国人の急増から、日本人と外国人の言葉の壁を超える手段の1つとして、音声翻訳システムのニーズが高まっている。日本政府は「グローバルコミュニケーション計画」の中で、2020年までに多言語音声翻訳システムの社会実装を目指すと発表している。

 なお、高火力コンピューティングは、ディープラーニングなどの用途に向けて、GPUを搭載した物理サーバー機を調達できるIaaS型クラウドサービスである。米NVIDIAのGPUを搭載した高性能な物理サーバー機を、IaaS型で調達できる(関連記事さくらインターネット、GPU搭載サーバーに最上位モデル「TeslaV100(32GB)モデル」を追加)。

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