はてなは2019年6月18日、SaaS型サーバー監視サービス「Mackerel」を強化したと発表した。新たに、コンテナを監視する「Mackerelコンテナエージェント」を追加した。難しい設定を必要とせずにコンテナの監視を始められるとしている。
はてなの「Mackerel」は、SaaS型で提供するサーバー監視サービスである。専用のエージェントをインストールしたサーバー機(Windows、Linux)を監視する。サーバーを仲介してネットワーク機器をSNMP(Simple Network Management Protocol)で監視することもできる(関連記事:はてな、サーバー監視ツール「Mackerel」を強化、機械学習で監視ルールの設定を容易に)。
今回、監視対象を拡大し、コンテナ環境の監視に特化した専用のエージェント「Mackerelコンテナエージェント」(mackerel-container-agent)を用意した。KubernetesやAmazon Elastic Container Service(Amazon ECS)などのコンテナ運用ソフトを用いた環境を対象に、コンテナの監視を行える。コンテナエージェントをサイドカーとして登録したPodやタスクを管理する。
Mackerelでは、2019年2月に「Mackerelコンテナエージェント」のベータ版を公開し、今回の正式リリースに向けた改善に取り組んできた。また、2019年5月から、コンテナやクラウドのマネージドサービスでの利用実態を踏まえた新料金制度に改定した。これまでの「ホスト」という課金単位を、「スタンダードホスト」と「マイクロホスト」という2つの課金単位に分割する料金制度に改定した(図1)。
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スタンダードホストは、これまでの「ホスト」と同様のものである。価格(税込み)は、1スタンダードホスト当たり1800円である。マイクロホストは、コンテナエージェントとサイドカーとして登録したPodやタスクなどの単位であり、1マイクロホスト当たり648円となる。
コンテナ / はてな / システム監視 / Amazon ECS
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