Preferred Networks(PFN)は2019年6月25日、2019年7月に第三者割当増資を実施し、JXTGホールディングスから約10億円の資金を調達すると発表した。また、資本提携に先立ち、PFNとJXTGグループのJXTGエネルギーが、石油精製プラントの最適化・自動化に関する共同研究を開始した。
Preferred Networksは、JXTGホールディングスとの資本提携に先立ち、JXTGエネルギーとともに、石油精製プラントの最適化・自動化に関する共同研究を開始した。Preferred Networksのディープラーニング(深層学習)技術を活用することで、大規模かつ複雑なプラント設備を自動で制御する。将来的には、Preferred Networksのマテリアルズインフォマティクス技術を活用した材料開発も開始する予定である。
今回Preferred Networksに出資するJXTGホールディングスでは、「Preferred Networksのディープラーニング技術をJXTGグループの事業分野と融合させることで、エネルギーや素材の分野で創造と革新を起こす」とコメントしている。
なお、Preferred Networksは、ディープラーニング技術をIoT分野にフォーカスしてビジネス活用することを目的に、2014年3月に創業した企業である。交通システム、製造業、バイオヘルスケアなどを重点事業領域としており、トヨタ自動車、ファナック、国立がん研究センターなどと協業している。